イメージ

事例紹介Case Study

クラックが生じた下型ダイスを部分切除・交換して再生した金型修理事例

プレス金型の修理 / 東北地方 / 農機系 / 更新日2026年08月31日

【今回の案件について】

本件の金型修理は、下型のダイスに割れ(クラック)が発生していた金型です。
下型ダイスに入った割れを赤枠で示した写真。金型修理が必要。

また、ダイの穴もボタンダイのものと、直接穴が開いてるものが混在しているなどメンテナンス性の面からも改善が可能な金型でした。

なお、写真では明確に映っていませんが割れの範囲は上記の赤枠外にも及んでいました。

 

【上型について】

上型については、いくつかパンチが摩耗しており交換が必要でした。
標準品がないパンチについては材料から製作しました。
標準品があるものについては標準品との交換です。

交換が必要ではないその他のパンチについては刃先を研磨してメンテナンスしました。

 

【下型について】

下型については既述の通り、ダイにクラックが発生していました。
確認したところ、このクラックは途中で止まっておりダイの裏まで貫通していませんでした。

そこで、下記の写真の赤で示した部分を下型ダイスの一部をマシニングセンタで切削し切り離し、取り除いた部分に新しいダイホルダーを設置するという形での金型修理を行うことにしました。

下型プレート全体の写真。割れたダイスを切除・再生する範囲を赤枠2ヶ所で示している

赤枠が割れの再生範囲。ここを切除し、ダイホルダー+ボタンダイに置き換えて再生します。


金型修理後の下型プレート全体の写真。割れた範囲を切除し、ダイホルダーとボタンダイで再生した状態

処置後の下型。割れていた範囲を切除し、ダイホルダー+ボタンダイに置き換えて再生しました。

新しいダイホルダーを設置後、刃合わせを行い、その後ノックピンを入れるための穴を入れる加工を行いました。

金型修理終了後、テストプレスを行い、テストサンプルをお客様に送付し問題ないことを確認いただいたのち、納品いたしました。

 

【まとめ】

本件では、下型ダイスに発生した割れを部分的に切除し、ダイホルダーとボタンダイに置き換えることで、金型全体を作り替えることなく修理しました。

ダイスの割れやパンチの摩耗は、放置すると不良や金型の破損につながりますが、早い段階で部分的な修理を行うことで、コストと生産の停止時間を抑えながら、金型を長く使い続けることができます。

 

他社製の金型についても修理・改造に対応しておりますので、
万が一、金型の破損やトラブルが発生した際は、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせ

他の事例もこちらからご覧いただけます。

https://kanagataya.jp/case/